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クスノキ、ミズキ、ブナ、ヒノキなど、さまざまな九州産の木材でできた隈本木工所のつみき。すべてのピースを磨くことで、さまざまな木の香りや柔らかさの違いを体感できます。つみきをプレゼントする人のことを思って、ひたすら磨く半日です。これから生まれてくるお子さんへ、お孫さんや、お友達へのプレゼントにもぴったりの体験です。

体験でつくるのは、グット・トイ2019にも選ばれた、人気の「コロガルアニマル」シリーズの、「コロガルアニマルつみきM 14ピース」。九州の木から生まれた動物たちは、するどい角がなく、誤飲の危険のないサイズになっているので、赤ちゃんが舐めても安心です。上の子はいろんな遊び方ができて、小さな下の子が触れても安全安心。既につみきを持っているご家庭でも、その積み木と組み合わせて遊ぶことができるので、お兄ちゃんお姉ちゃんのいる子へのギフトとしてもおすすめです。

八女はもともと林業の産地で針葉樹から広葉樹まで幅広い種類の木材が手に入りましたが、戦後に林業が急激に衰退してからは、山が荒れ循環が崩れていっているのが現状です。隈本コマの商品には、そんな森林を健全な状態に保つために九州産の木材を使用しています。また、仏壇や提灯作り、長年のこま作りで培った高度な木工の技術を木のおもちゃ作りにも活かしています。当日はそんな隈本コマの木への思いやこだわりにもふれます。

八女独楽などの木のおもちゃを作る隈本コマ。その前身は八女の伝統工芸である提灯や仏壇の部品加工です。木の部品加工にはろくろを使って手作業で木を削る技術が必要で、その技術を活かして独楽作りを始めました。現在も依頼を受けて大川市の家具部品の製造も行っています。現在6代目の隈本和伸さんは、ろくろの技術と独楽作りの伝統を守りながら、新しい技術も取り入れ、独楽作りの他にも子供が遊べて、学び、考えることのできる知育玩具作りにも取り組んでいます。

九州のこまの芯は、下から上まで突き抜けているのではなく、下の部分だけに芯がついています。この鉄のこまの芯棒は「ケン」と呼んだり、ダイヤの形の芯は菱ケンと呼んだりもします。昔は、こま屋でこまと鉄芯を買い、自分で芯を打ち込んで調整して遊んでいました。現在、昔ながらの九州のこまの数は減少してしまいましたが、隈本コマでは年齢に応じたこまを作ったり店内にこま回しをするスペースを設け、昔ながらのこま遊びを次の世代に伝えています。体験では、九州のこま文化についても簡単にご紹介します。

隈本知伸さんは、地元産の木材をなるべく使い、子供達が木に触れる機会を増やす活動を続けています。その中で、こま以外にもさまざまな木のおもちゃが生まれていきました。日本の縁起物文化とかけ合わせた「厄がサルがらがら」「めでタイくるま」「おきあがり福カエル」は出産祝いにぴったり。お雛様やこいのぼり、ひょっとこなど、こまとして回すだけでなくインテリアとしても飾れる「こま人形」は海外へのお土産にも人気です。