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視察レポート 別府を別の角度から見る 竹工芸品と芸術品を巡るツアー

こんにちは、UNA Labs の Dawei です。 2023年11月4日・5日の「BEPPU PROJECT」モニターツアーに参加させていただきました。

別府といえば真っ先に思い浮かぶのが温泉です。 しかし、別府は知られていない芸術品や工芸品がたくさんある場所でもあります。 「BEPPU PROJECT」がなければ、この名匠たちの作品を見る機会は決してなかったでしょう。

 

 

別府らしさ

このツアーでは、日本の南西の島である九州の多様な風景、豊かな文化遺産、独特の伝統を発見しました。別府は、地熱の驚異と竹工芸品の伝統が息づく都市として知られ、数多くの芸術品や工芸品の本拠地です。ツアーでは、別府の緑豊かな竹林や職人の工房を訪れ、時代を超えて受け継がれてきた技術と芸術性を目の当たりにしました。

ハーモニーランド隣の竹林

 

 

別府の竹の楽園

竹の回復力、順応性、優美さは日本文化において高く評価されています。 別府では竹は単なる植物ではなく、生き方そのものです。 何世代にもわたる職人は、竹編みの複雑な芸術を洗練させ、洗練されたかごや茶道具から頑丈な家具や壮大な建築作品に至るまで、あらゆるものを作るために竹編みを使用してきました。


きれいな手で竹を切る

 

 

職人との出会い

私たちは別府の名匠の工房を訪れ、竹工芸品の魅力を直接見る機会がありました。 ここでは、数十年の総合経験を持つ熟練した職人が道具を巧みに扱い、生の竹を信じられないほど美しく便利な物体に変えました。

専門家の鋭い目で寸法、形状、柔軟性を評価しながら、竹の一本一本を細心の注意を払って選んでいく様子を、私たちは驚きながら見つめていました。 彼らは忍耐と正確さで竹を細い帯に分割し、それを巧みに織り合わせて精巧な模様やデザインを作り出します。

竹工芸家・芸術家の佐藤美紀子さん

竹工芸家・芸術家 小島力さん

 

 

竹編みの芸術性

竹編みは、芸術的ビジョンと技術的熟練の両方が必要な何世紀もの歴史のある工芸品です。 職人の仕事を見ていると、この工芸品の複雑さがより深く理解できます。

どの作品も物語を伝え、作り手の独特の美学と個性を表していました。 竹簾の複雑な幾何学模様から編みかごの端正な優雅さまで、それぞれの職人の技術と想像力が見て取れます。

職人 大谷憲一さんによるデモンストレーション

大谷健一さんの道具

 

 

体験(竹アクセサリー作り)

別府を訪れたら、竹編み体験をせずにはいられません。 忍耐強いインストラクターの指導の下、竹を割ったり曲げたり、複雑な模様を編み上げるまでの竹細工の基本技術を学びました。

大谷健一さんと竹編み

 

別府の竹文化を探る

別府はワークショップだけに留まらないさまざまな体験を通して、豊かな竹文化を伝えます。 別府竹工芸館・博物館OPAMを訪れたとき、何世紀にもわたって竹で作られた精巧な彫刻や骨董品に驚きました。

また、伝統的な家庭用品や手作りの装身具など、さまざまな竹製品を販売する竹工芸品店も訪れました。 ここで私たちは、市場の鮮やかな色彩と活気あふれるおしゃべりの中で、現代の日本文化における竹工芸品の永続的な遺産を目の当たりにしました。

 

OPAMのクラフト作品

SPACE BEPPUのモダンクラフト

 

料理の冒険

この地域の自然の恵みを大切にした郷土料理を味わうことも、別府旅行では欠かせません。 別府の地獄蒸し料理は、伝統的な調理技術とこの地域の自然の地熱の驚異を組み合わせて、食欲をそそる味のブレンドを作り出した、比類のない忘れられない体験です。 天然蒸気を使った料理の数々を堪能させていただきました。 野菜から魚介類まで、素材の味を最大限に引き出すために厳選したものを使用しています。 温泉の通気孔の上にせいろを使用して、風味豊かで柔らかく、別府料理の伝統を完璧に体現した料理を作りました。

地獄蒸しの準備

完成した地獄蒸し

 

旅の振り返り

私たちはツアー中に別府各地で見られる美しさと職人技に非常に感動しました。 この旅から、私たちは竹工芸品という形で豊かな文化遺産と、自然界や過去の世代との深いつながりを発見しました。