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UNAラボスタッフの体験レポートシリーズ「土と炎から生まれる唐津焼を体感してきました!」
皆様こんにちは!少し前になりますが、UNAラボスタッフ渡邊が「唐津焼の俊英・健太郎窯で薪窯作りと焼成体験(4~5時間)」のプログラムに、家族と一緒に参加した体験レポートをお届けします!
まず最初にお伝えしたいのは、健太郎窯がすごいロケーションにあるということ!!
唐津の名所、虹の松原と唐津湾が見晴らせる鏡山の中腹まで、山道をぐねぐね登っていきます。到着すると、ものすごい絶景が広がっているのです。もうこの時点でテンションが上がります。
そんな気持ちの良い場所で、早速プログラムが始まります。
この体験のポイントは、その日のうちに絵付けした焼き物を持ち帰れるというところです。大抵はろくろや絵付け体験だけして、後日焼かれた完成品が届くことが多いと思いますが、健太郎窯のプログラムではこの「焼く」という工程が主役なのです。
まずは、健太郎さんが自ら山から採取し、砕いて精製した鉄釉を使って、器に絵付けをしていきます。メダカや波や草花など、参加者が思い思いに絵を描いていきます。私は準備いただいている絵唐津の本を参考に、サギとウナギを描いてみました。
そしていよいよ、窯作りがはじまります。耐火レンガを積み上げて作る、原始的な形状の窯を、みんなで作ります。薪割りをして、炭を入れ、レンガを積み上げ、火を入れます。少しずつ煙が出てくるので、煙がしみ出てくる隙間をとにかく粘土で埋めまくっていきます(これがハマると結構楽しい)。
そうしてるうちに、窯の中の温度はどんどん上昇していきます。目指すは1100度!900度くらいに達すると、窯の一番上の煙突部分から、ぶわっっと炎が出てきます。その熱気には、本当に圧倒されます。実際に窯元で使われる登り窯だと、周りの温度が50度に達することもあるそうです。
温度があがれば、あとは少しずつ冷ましていきます。その間、しばしの休憩タイム。この日は天気もよかったので、絶景を見晴らせるデッキでお抹茶とお菓子をいただきました!健太郎さんが魂を込めて作っていらっしゃるお茶碗でいただけるのが、何よりの贅沢です。
その後、窯のレンガを外して行きながら、徐々に温度を冷ましていくと、私たちの器たちが見えてきました!!今回は温度がかなり上がったので、多少の歪みなども出ましたが、面白い模様や景色が生まれる特別感を味わうことができました。最後にヤスリでトゲトゲしたところを削っていき、完成です。
今回改めて、焼き物というのが酸素の巡り方や、炎の当たり方、そして土の成分など自然が生み出す偶然によって、味わいが生まれるのだと実感することができました。二度と同じものを生み出すことはできないのです。
健太郎窯での体験は6月7月とも募集をしています。手前味噌ながら、唯一無二のすばらしいプログラムだと思います!ぜひお申し込みをお待ちしています。(渡邊)
●プログラム概要
「唐津焼の俊英・健太郎窯で 薪窯作りと焼成体験(4〜5時間)」
日時:6/25(土)、7/23(土)10:30〜
料金:15,000円(材料費・税込)
Photo: Koichiro Fujimoto
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